第7の時代 第2書第6章 ペグーの前王の義兄弟によるペグー奪還とポルトガル兵の奮戦
ブラマー王の義兄弟マンダラグリが大軍を率いてペグーに攻め入り王国を再征服したこと、また王妃の籠る要塞を守ったポルトガル人の戦功と、救援に来たマンダラグリ王の行動について
ブラマー王の死後、反乱者シミンドがペグー王を称していたが、王の義兄弟であるマンダラグリが諸侯に推戴されて王位回復を図り、大軍を率いてペグーへ侵攻した。激戦の末にシミンドを破り、彼は敗走して隠遁したが、後に密告によって捕えられて処刑された。マンダラグリは王国を掌握すると、旧来の諸侯を復権させて恩賞を与え、さらに新しい都城を築き、壮大な宮殿や城壁を整えた。また広大な軍を率いて周辺諸国へ遠征し勢力を拡大した。彼の不在中に別の反乱者がペグーを襲い、王妃は旧城に籠城した。このとき約三十名のポルトガル人が門を守って奮戦し、敵の激しい攻撃を退けて城を守り抜いた。やがて遠征先から急行したマンダラグリの軍が敵軍を撃破して包囲を解き、王はポルトガル人の勇敢さを賞して厚い褒賞を与え、王妃もまた彼らの功績を称えた。その後マンダラグリは長く統治し、死後は息子パラ・マンダラが王位を継いだ。
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