第7の時代 第2書第11章 本国への帰還船とザモリン領への兵糧攻めによる講和要求

総督フランシスコ・バレットが王国(ポルトガル)行きの船を出発させたこと、マラバールでドン・アルヴァロ・ダ・シルヴェイラに起こった出来事、そしてサモリンが和平を求め、それが認められたことについて


総督フランシスコ・バレットはコンカンからの撤退を命じたのと同時に、王国へ帰る船団をコーチンへ向けて出発させ、インドの情勢や副王ドン・ペドロ・マスカレニャスの死について王へ報告した。

一方、マラバール沿岸の艦隊を率いていたドン・アルヴァロ・ダ・シルヴェイラはサモリンの領土を攻撃し、港を封鎖して米や穀物の流入を断ち、沿岸の村や船を破壊し、ヤシ林を切り払って大きな被害を与えた。さらにカナラ沿岸の諸河口を襲撃して拠点を破壊し、マングロールでは都市を攻め落として一部を焼き払った。これらの攻撃によりマラバールでは食糧不足が深刻となり、民衆の不満が高まったため、サモリンは使節を送り和平を求めた。シルヴェイラは総督の許可なしには講和できないと答え、使節をゴアへ送った。評議の結果、費用のかかる戦争を避けるため和平を認めることが決まり、使節は再びマラバールへ戻り、カリカットの海岸でサモリン立会いのもと正式に講和が結ばれた。こうして和平成立後、王国へ帰る船団はコーチンで積荷を整えて出航し、艦隊はゴアへ戻り、一部の船だけが中国・マラッカ航路の船を護衛するため沿岸に残された。

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