第6の時代 第9書第4章 ペルシア湾のカティファ要塞の奪回遠征
トルコ人がカティファの要塞を奪取したこと、これを奪回するため副王ドン・アフォンソ・デ・ノローニャがドン・アントン・デ・ノローニャを大艦隊とともに派遣したこと、さらに外地へ派遣された諸将のこと、またドン・ディオゴ・デ・ノローニャがマザガオン川で難破し、その後ゴアへ戻るまでの出来事について。
バスラを支配したオスマン勢力はペルシア湾全域を掌握しようとし、カティファとバーレーンの占領を命じた。バスラのパシャは内通者の助けでカティファ要塞を包囲し、守将が撤退したためこれを奪取した。この報はオルムズとゴアに大きな衝撃を与え、副王アフォンソ・デ・ノローニャは評議の末、甥ドン・アントン・デ・ノローニャに約1200人と多数の船を与えて奪回遠征を命じた。同時にモルッカにはドン・ガルシア・デ・メネゼスを新司令として派遣し、ケダやベンガルにも艦隊を送った。一方、フロール・デ・ラ・マール号の艦長ドン・ディオゴ・デ・ノローニャはインド航路でマザガオン川に乗り上げて難破し、兵と財貨を陸に移して要塞状の陣地を築き周辺のムスリム勢力に包囲された。チャウルから救援が到着し危機を脱すると、彼は海路でゴアへ帰還し、残る兵は陸路で護送され無事に到着した。
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