第6の時代 第9書第1章 新副王の任命とモンスーン艦隊の失敗
国王ジョアン3世が1550年にドン・アフォンソ・デ・ノローニャをインド副王として派遣したこと、そして彼がコーチンに到着するまでの航海で起こったことについて。
ジョアン3世は副王ジョアン・デ・カストロの死と、後任ガルシア・デ・サの高齢を知り、1550年のインド副王としてドン・アフォンソ・デ・ノローニャを任命した。5隻の艦隊と約2000人の兵が用意され、多くの貴族もこれに加わった。だが出航は悪天候で遅れ、主力の4隻は5月初めにようやく出帆し、残る1隻はさらに遅れて出た。航海中、各船は分散し、1隻はモザンビークで長く停泊し、副王の船も暴風と逆風に苦しんでセイロンへ流された。船上では進路をめぐる判断違いも起こり、誤認した水先案内人は恥のあまり死んだという。副王はコロンボでコッテ王と会見し、内乱への援助を求められたが、資金援助も求めて十分な成果は得られなかった。その後コロンから急報を受けてコーチンへ向かい、そこでジョルジェ・カブラルから政権の引き継ぎを受けた。またカモリンとはバルデラ問題をめぐる和平が結ばれ、緊張はひとまず収まった。
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