第6の時代 第7書第7章 ホルムズのビスララの反乱

オルムズでビスララの反乱が起こったこと、そしてドン・マノエル・デ・リマが彼を殺させたこと。


オルムズ王国にはビスララというアビシニア人の隊長がいて、ペルシアやコラサンからオルムズへ向かう隊商を守るためマノジャン地方に駐屯していた。しかし彼は兵力を集めて反乱を起こし、マノジャンの要塞に拠って隊商や周辺地域を略奪し勢力を拡大した。オルムズ王はこれをポルトガル側の司令官ドン・マノエル・デ・リマに知らせ、討伐の援助を求めた。ポルトガル兵や現地軍が派遣されたが、反乱軍は巧みに戦闘を避け略奪を続けた。そこでドン・マノエル・デ・リマは計略を用い、部下のガリシア人兵士を偽装脱走させて敵陣に潜入させた。この兵士は機会を見て弩でビスララを射殺し、王の赦免状を掲げて兵に降伏を呼びかけたため、反乱軍は瓦解した。こうしてマノジャン地方は再び平定された。


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