第6の時代 第2書第6章 ムスリム軍のディウ侵入と撃退
岩場からムーア人が侵入したこと、ひとりの女がなした勇敢な行為、キャピタンが駆けつけて彼らを撃退したこと、そしてジュザルカンが死んだこと
海側で戦闘が続く中、ジュザルカンは岩場側を巡察し、サンティアゴ堡塁近くが無人なのを見て、百名ほどを家屋伝いに教会の低いバルコニーへ忍び上らせる。トルコ兵は一軒に侵入し、居合わせたトルコ出身の既婚女性を脅して金を要求するが、彼女は機転で外へ出て隣人に知らせる。別の勇敢な女性が槍を手に戸口を塞ぎ、敵を閉じ込める。報を受けたマスカレニャスは混乱を避けつつ兵を密かに集め、火薬壺を持って突入。爆発で三十余名を焼き払い、残敵をバルコニーから岩場へ突き落として殲滅する。さらに教会屋根から侵入した一団とも激戦となるが、増援とともに壁上で白兵戦を制し、敵を皆落下死させる。夜明け、砲撃で多数を倒す中、砲弾がジュザルカンを直撃し粉砕。ルメカンは悲嘆して退却する。守備側は七名戦死、三十名近く負傷。敵は千名が戦死、千五百名が負傷し、旗印も奪われた。マスカレニャスは戦後処置を整え、戦況をドン・ジョアン・デ・カストロへ報告、負傷のバスティアン・デ・サーをバサインへ送った。
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