第7の時代 第1書第5章 オスマン軍によるガレー船の奪取とポルトガル人の抵抗
トルコ人がカシルという別の隊長を派遣してバスラにあったガレー船を取り戻そうとしたこと、また彼がオルムズの船をいくつか捕らえたこと、その他起こった出来事について
トルコ側はガレー船の損失を受け、アレ・チェロビに続いてジャニサリの海賊カシルを派遣し、見つけたガレー船を奪ってメッカへ送るよう命じた。カシルはスエズで二隻のガレーと二隻の小型船を整え、アラビア沿岸を進んだ。途中でポルトガル艦隊が去ったことを知ると、その後を追って航路を待ち伏せし、オルムズ方面から来た商船四隻を捕獲して多額の金を奪い、船をメッカへ送った。しかし捕虜のポルトガル人は反乱を起こしてトルコ人を殺し、船を取り戻した。のち再びカシルに追いつかれ、ガレー船に追われたポルトガル人は抵抗できず降伏して捕虜となった。カシルは戦利船とともにメッカへ帰還した。この敗北によりオスマン帝国は多くのガレー船と兵力を失い、紅海入口の防備が弱まったため、スルタンはスエズの艦隊を急ぎ再建させた。
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