第6の時代 第9書第19章 コーチン・モルッカ・セイロンでの出来事
副王の子ドン・フェルナンド・デ・メネーゼスがコーチンで越冬したこと、フランシスコ・ロペス・デ・ソウザがマルク諸島の総督として赴任したこと、副王アフォンソ・デ・ノローニャが丁子貿易について定めたこと、さらにセイロンで起こった出来事について。
副王アフォンソ・デ・ノローニャはゴアに戻ると、翌年の胡椒輸出確保のため対策を進め、息子ドン・フェルナンド・デ・メネーゼスを兵500と船20隻でコーチンへ派遣し、冬のあいだマラバール沿岸で胡椒輸送を守らせた。同時にフランシスコ・ロペス・デ・ソウザをマルクへ送り、丁子貿易制度も改革した。従来は住民が自由に丁子を買い、王が三分の一を取る仕組みだったが、不正が多かったため新契約を結び、王の取り分を確保した。さらにマラッカ方面にはアルヴァロ・デ・アタイデ・ダ・ガマを派遣した。一方セイロンでは、副王の命令でトリブリ・パンダルを拘束しようとしたが、王の要請で一時見送られた。ところが司令官ドン・ジョアン・エンリケスが病死し、後任ディオゴ・デ・メロ・コウチーニョが任務を引き継ぎ、最終的にトリブリを逮捕した。
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