第6の時代 第10書第13章 オスマン朝のメッカ艦隊派遣とポルトガル艦隊の勝利
トルコ皇帝がバスラのバシャからピルベクの行為について報告を受けたこと、モラドベクが派遣されたこと、そしてディオゴ・デ・ノローニャ艦隊とオスマン艦隊との戦闘について。
バスラのバシャは、ピルベクがマスカテとオルムズで行った略奪と独断行動をオスマン皇帝に報告した。皇帝はメッカ海峡防衛のため、バスラにあるガレー船のうち十五隻を回航させることを決め、モラドベクにその任務を与えた。一方ピルベク自身は、マスカテやオルムズで得た財宝と捕虜を携えスエズ・アレクサンドリア経由でコンスタンティノープルに到着するが、命令違反の罪により直ちに斬首された。やがてモラドベクはバスラから十五隻のガレーを率いて出航し、ディオゴ・デ・ノローニャのポルトガル艦隊と遭遇した。戦闘ではゴンサロ・ペレイラ・マラマケのガレオンが孤立し、多数のガレーに包囲され激戦となる。船体は大破し多くの負傷者を出したが、乗員は奮戦して敵を寄せ付けず、夕刻に風向きが変わるとポルトガル艦隊が接近し、損害を受けたオスマン艦隊はバスラ方面へ退却した。
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