第6の時代 第9書第7章 ピアンダナ王の軍勢によるマラッカ要塞砲撃
敵軍が要塞への砲撃を開始したこと、ドン・ガルシア・デ・メネゼスがそこへ到着したこと、そして彼が敵に対して行った出撃で戦死したことについて。
敵軍はマラッカを包囲すると、両側から絶えず要塞を砲撃し、頻繁に襲撃を仕掛けた。これに対して司令官ドン・ペドロ・ダ・シルヴァ・ダ・ガマは昼夜を問わず防備を整え、堅く守り続けた。そこへゴアからモルッカ赴任中のドン・ガルシア・デ・メネゼスが乗るカラベル船が到着した。敵はこれを迎え撃ったが、激しい海戦の末、敵将ラクシメナが討たれ、船は無事に要塞へ入った。以後、来航船を援護するため監視を続ける一方、包囲軍は攻撃を強めた。やがてジャワ兵が橋の正面に大砲を据えて市内を砲撃し始めると、ドン・ガルシアはこれを奪うため約100人を率いて夜明け前に出撃した。最初は守備兵を討って大砲を奪い返したが、敵の大軍が反撃すると兵は動揺し後退した。ドン・ガルシアとペロ・ヴァズ・ゲデスはなお大砲のそばに踏みとどまって戦い、ついにその場で討死した。出撃は成功に至らず、守備側は30人を失った。
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