第6の時代 第8書第12章 ホルムズ越冬艦隊によるシンド攻撃の失敗
ルイス・フィゲイラがオスマン(ルーメ)側のガレー船と遭遇したこと、シンドへ赴いてその王をナウタケ族に対して援助したこと、そして彼に降りかかった不運について。
オルムズで越冬していたルイス・フィゲイラは、艦隊を整備して9月に出航し、ゴアへ向かう途中でオスマン勢力の小ガレー船の情報を得て追跡した。しかし敵船は速度が速く、紅海方面へ逃走したため捕捉できなかった。その後フィゲイラはシンド地方へ向かい、タッタの王から反乱を起こしたナウタケ族討伐の援助を求められ、数隻の船を派遣して沿岸の港や村を攻撃した。ところが遠征中、ポルトガル船の一隻が浅瀬に乗り上げ、兵士たちは現地民に襲われて全員殺害され船と大砲を奪われた。さらに別の船も暗礁で失われるなど大きな損害を受けた。こうした失敗によりフィゲイラは深く落胆し、批判にも苦しみながらゴアへ戻り、その後コーチンにいた総督のもとへ向かった。
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