第6の時代 第8書第10章 モルッカのジェイロロ王による休戦破棄
モルッカでジョルダン・デ・フレイタスが到着するまでに起こった出来事、ベルナルジン・デ・ソウザがクリストヴァン・デ・サに要塞を引き渡したこと、そしてそのほかに起こった諸事件について。
モルッカではポルトガル側とジェイロロ王との休戦が続いていたが、王はキリスト教徒の町を襲い、逃亡奴隷を匿うなどして敵対行為を重ねていた。これに憤ったベルナルジン・デ・ソウザは、テルナテ王と協力して海上軍を出し、モロ島やジェイロロ沿岸の村々を攻撃・焼討ちし、多くの捕虜を得た。さらにジェイロロ本拠にも圧力を加え、相手に大きな打撃を与えた。やがてインドから船が到着し、クリストヴァン・デ・サとジョルダン・デ・フレイタスが来航すると、ベルナルジンは総督の密命に従って要塞をクリストヴァンへ引き渡した。ジョルダンはこれに驚きつつも陸上に滞在しました。その後もジェイロロ側は報復を試みたが、ベルナルジンはなおも攻勢を続け、双方の対立は収まらないまま推移した。
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