第6の時代 第7書第1章 ポルトガル領インドの新総督の任命と政策
副王ジョアン・デ・カストロの死によってガルシア・デ・サが後継となったこと、そして彼がイダルシャーと結んだ和平について。
副王ジョアン・デ・カストロの遺体がまだ礼拝堂に安置されたままの状態で、王命によって準備されていたインド統治の継承書が入った箱が開かれた。最初と二番目の後継者候補はすでにポルトガル本国へ帰っていたため、三番目に記されていたガルシア・デ・サが1548年6月6日にインド総督として正式に統治権を受け取った。就任後、彼は港の造船所や倉庫を巡察し、軍備や行政を整え、夏の遠征準備を進めた。副王の死の知らせが広まると、ビジャープルの君主イダルシャーは使節モタバルカンをゴアへ送り、メアレカンの処遇などをめぐって交渉を行った。協議の結果、双方は和平条約を締結し、サルセッテやバルデスの領有確認、逃亡ポルトガル人の雇用禁止、オスマン勢力来航時の協力などが定められた。またポルトガル側は交易や通行に関する特権を認めた。さらに総督は貨幣不足を解決するため、聖トマス像とポルトガル王家の紋章を刻んだ金貨「サン・トメ」を鋳造し、インドで流通させた。
#Goa, #Salfete, #Bardés, #Balagate, #Dabul, #Persia, #Arabia