第6の時代 第6書第5章 トルコ軍によるアデンの占領
ドン・パイオ・デ・ノローニャが密かにアデンを去り、その後トルコ軍が都市を占領して王子と兄弟を殺害したこと、さらにドン・ジョアン・デ・タイデの航海で起こった出来事と、トルコ軍の追撃について。
トルコ軍の激しい砲撃でアデンの防衛は困難となり、カムファル王の王子はドン・パイオ・デ・ノローニャに協力を求めた。しかしノローニャは状況を危険と判断し、夜に密かにポルトガル兵を二人ずつ船へ退かせ、自身も誰にも知られぬまま出航してアビシニア沿岸へ逃れた。王子はこの離脱を隠して士気の低下を防ぎ、マノエル・ペレイラやフランシスコ・ヴィエイラらポルトガル人が中心となって防衛を続けた。だが約三週間後、内通者がトルコ軍を密かに城内へ導き、夜襲で激戦となる。王子と兄弟たちは勇戦したが戦死し、都市はトルコ軍に占領された。生き残ったペレイラとヴィエイラは幼い王子を連れてカムファルへ脱出した。一方、救援に向かっていたドン・ジョアン・デ・タイデはアデン湾でトルコのガレー船と遭遇して追撃を受け、二隻は座礁して乗員が脱出し、彼自身は夜陰に乗じて逃れた。のちに彼はノローニャと合流し、援軍艦隊を待つこととなった。
#Adém, #Baçaim, #Barbora, #Camphar, #Caxém, #Canecanim, #Mete, #Ormuz, #Xaél