第6の時代 第6書第4章 アデンへの救援艦隊派遣

ドン・ジョアン・デ・カストロ総督がアデンからの知らせを受け、息子ドン・アルヴァロ・デ・カストロを救援に派遣したこと、さらにモカからトルコのガレー船が出航して味方を援助したこと、そしてドン・パイオの行動。


アデンから派遣されたディオゴ・コレイアとカムファル王の義兄は季節風に乗ってインドへ渡り、総督が滞在していたバサインに到着した。総督ドン・ジョアン・デ・カストロは彼らを厚遇し、アデンがポルトガル王に帰属したとの知らせを大きな幸運と喜んだ。彼はただちに救援遠征を準備し、息子ドン・アルヴァロ・デ・カストロに艦隊指揮を命じ、約三十隻のガレー船と多くの貴族・将校を集めた。またカシェム王の使節も来訪し、隣国ファルタケ王に奪われた領土奪回の援助を求めたため、総督はこれにも協力を約束した。準備の間、先発隊として数隻をアデンへ送り、続いて主力艦隊を出航させた。一方アデンではドン・パイオ・デ・ノローニャが船上で援軍を待っていたが、やがてトルコのガレー船が現れ、さらに増援が加わって艦隊となった。彼らはアデン近くに停泊し、バシャの命令で陸軍を上陸させ都市を包囲した。ポルトガル人は市内で激しく抵抗し、ペロ・フェルナンデス・デ・カルヴァーリョらが防衛を続けたが、トルコ軍は重砲を据えて城壁への砲撃を開始した。


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