第6の時代 第6書第3章 トルコ軍のアデン包囲と退却
ムファル王がトルコ軍を攻撃し、その突撃で戦死し、さらにトルコ軍がアデンを包囲したこと、その他起こった出来事。
カムファル王は息子と別れた後、トルコ軍が籠る要塞へ進軍して包囲し、数日にわたり激しく攻撃した。王は決着を急ぎ、多くの梯子を作らせて総攻撃を命じた。カムファル軍は勇敢に城壁をよじ登り激戦となったが、戦闘の最中に王が銃撃を受けて戦死すると軍は動揺し、占領しかけた場所を放棄して撤退した。兵たちはカムファルへ逃げ帰り、アデンに残された王子を顧みなかった。やがて王の死の噂がアデンにも届き、王子は動揺を避けるためこれを隠したが、ドン・パイオ・デ・ノローニャにも知らせが伝わった。まもなくトルコ軍はこの機会を利用してアデンを包囲し、激しい攻撃を繰り返した。市内ではポルトガル兵が防衛の中心となり、ペロ・フェルナンデス・デ・カルヴァーリョやアントニオ・デ・フィゲイレードらが防戦した。トルコ軍は内通者を利用して夜に城内へ侵入したが、パンタレオン・ダ・マイアがファルタキン兵を率いて反撃し、多くの敵を討って撃退した。トルコ軍は大きな損害を出して退却し、要塞へ戻った。勝利後、王子は捕虜のトルコ人を処刑し、防備を強化しながらさらなる軍の動員を命じた。
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