第6の時代 第6書第1章 アデンによる対トルコ反乱とポルトガルへの援助要請

アデンの住民がカムファル王と結んでその都市を引き渡し、オルムズとゴアへ援軍を求めたこと。


ディーウ攻撃に失敗した後、オスマンの将軍スレイマンが去ると、アデンにはトルコ人守備隊が置かれた。後任のバシャ、マルザンは住民を苛酷に扱い、女性や家族まで侮辱したため、市民は耐えかねて密かに近隣のカムファル王アリベン・スレイマンと結び、彼を王として迎える計画を立てた。王は千人を率いて夜間に城門から市内へ入り、城を急襲してトルコ守備隊を倒し都市を掌握した。バシャは部下とともに内陸の要塞へ退いたが、周囲を占拠して補給を妨げた。そこでアデンの住民はポルトガルに援助を求め、都市と要塞を引き渡す条件でオルムズへ使者を送った。また王の子にも命じてトルコ軍の要塞を包囲させた。使者は途中でポルトガル艦隊司令ドン・パイオ・デ・ノローニャに出会い、彼は少数の兵とともにアデンへ向かった。到着すると王は彼を盛大に歓迎し、都市をポルトガル王のものとして委ねると宣言した。ノローニャは兵を城壁や要地に配置し、防衛と要塞化を進めて住民の安心を得た。

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