第6の時代 第4書第1章 ポルトガル軍の陽動作戦と戦勝

総督ドン・ジョアン・デ・カストロが要塞から出撃して敵の陣地を攻撃したこと、ドン・ジョアン・マノエルとジョアン・ファルカンが名誉をかけて戦った勇敢な決闘、ポルトガル軍が敵の陣地を奪取したこと、そして幾人かのポルトガル人に起こった驚くべき出来事について。

11月11日、聖マルティーニョの祝日に総督ジョアン・デ・カストロは要塞から出撃の合図を送り、キリストの旗を掲げて軍を整えた。司祭が赦免を与え兵士の士気を高めた後、ポルトガル軍は城外へ進軍する。艦隊は敵を欺くため大軍を装って川へ進入し、敵将ルメカンは総督が艦隊にいると思い兵を移動させた。これに乗じてポルトガル軍は城壁へ梯子を掛けて攻撃を開始する。戦闘では三人の兵士が名誉を求めて梯子を担ぎ戦死し、またかつて対立していたドン・ジョアン・マノエルとジョアン・ファルカンが「先に城壁を登った者が勝ち」という誓いを果たそうとして壮絶な死を遂げた。さらにミゲル・ロドリゲス・コウチーニョら多くの兵が激戦で奮戦した。やがて城壁は突破され、ドン・ジョアン・マスカレーニャスや他の隊も加わって激しい戦闘となる。総督自身も前線に立ち兵を鼓舞し、キリストの旗を掲げて突撃を命じた。激戦の末、ポルトガル軍は敵軍を押し返して陣地を奪取し、ルメカンが反撃して再び激しい戦闘となるが、最終的に敵軍は敗走し、ポルトガル軍が陣地を掌握した。


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